かわいい韓国語・ハングル(귀여운 한국어・한글)

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ハングルなのに、漢字語がいっぱいある問題。 ”피로"

피로 ”とは

피로 ”の読み方は「ピロ」、同音で2つの漢字語ががあります。

 

피로1は

漢字で書くと「疲勞」で

意味は「疲労」「疲れ」「くたびれ」「所労」

피로2は

漢字で書くと「披露」で

意味は「披露」「おひろめ」

です。

 

피로1に하다をつけると

「疲れる」「くたびれる」「疲れている」という意味の形容詞になり

 

피로2に하다をつけると

「披露する」という意味の動詞になります。

 

ですが、2の方の意味では、

피로연 ”(読み方「ピロヨン」 漢字「披露宴」)

くらいしか使いません。

ほとんど結婚式の피로연専門です。

 

なので、2の意味で피로や피로하다を使うと、なかなかわかってもらえないと思います。

 

ハングルなのに、漢字語がいっぱいある問題。

韓国語は、ハングルで表記されます。

 

韓国語には漢字語がたくさんあります。

漢字語も、ハングルで表記されます。

 

日本の漢字とかなのように、韓国でも漢字とハングルを混用していた頃もあったそうですが、今はほとんどハングルだけで表記されています。

(ニュースなどで、国名、機関名などの略称や、政治家名や、現、反、非などの漢字が使われることはあります。)

 

漢字語には同音異義語がたくさんあります。

同音異義語がたくさんある漢字語も、ハングルで表記されます。

 

どの漢字語なのかは、前後の文脈から判断するしかありません。

けっこうややこしいです。

(文脈からの判断が難しかったり、意味を明確にしたい時など、ハングルの横に()をつけて漢字が併記されていることはあります。)

 

ちなみに、韓国の国語辞書では、漢字語については漢字も書かれています。

ですが、日常では漢字をほとんど使いませんし、学校でも漢字を勉強しません。

漢字を勉強したい人たちは、参考書などを買ったり、塾に行ったりして勉強しているそうです。

漢字を勉強するのは大変かもしれませんが、漢字を勉強しないまま、漢字語を理解したり、漢字語の同音異義語を区別したりするのも、なかなか大変なんじゃないかと思います。

 

韓国では、漢字を学校で教えた方がいいんじゃないかという派と、いやいや、ハングルだけでいいよという派の論争が、長い間続いているそうです。

 

韓国語と日本語はとても似ているので、もし今も漢字とハングル混用であったなら、日本人は韓国語を、韓国人も日本語をもっと理解しやすかっただろうと思います。

 

例文

피로연은 피로하는 연회가 아니다. 결혼한 것을 피로하는 연회다. 피로하기도 하고 피로하기도 한다.